基礎知識(体調管理、保湿編)

 普段の生活の中での花粉症対策法は、大きく四つに分けられます。
 (1) 医療機関を受診すること
 (2) 体調を良好な状態に保つこと
 (3) 鼻の粘膜の保護・保湿に心がけること
 (4) 体内に花粉を取り込まないこと

 (1)については信頼のおける耳鼻科の診療を受けることに尽きますが、ここでは(2)・(3)・(4)の対策法について説明します。
(2) 体調を良好な状態に保つこと
 アレルギーの症状の発症は、自律神経の働きと深い関係があります。体調を整え、自律神経を正常に保つことが重要です。

【体調管理】

 花粉症対策の基本の一つは、自律神経を安定させ免疫力を高め、体調を良い状態に保つことです。気温の変化や低温、季節はずれの高温などは自律神経を不安 定にし、アレルギー反応を過剰にします。花粉シーズンは厳冬期から春先に向けて季節が大きく変わる時期であり、加えて年度末の業務繁忙期で体調や花見の行 楽シーズンで体調を崩しやすい時期でもあります。無理のない規則正しい生活を心がけましょう。
 日々の天気予報を確認し、とくに気温の大きな変化は免疫力低下の原因となりますので小まめなチャックが必要です。事前に天気予報で天候の変化をキャッチし、服装やその日の行動計画を上手く調節して、体調管理に心掛けがけましょう。
(3) 鼻の粘膜の保護・保湿に心がけること
 鼻の粘膜は、乾燥しているとそれだけで傷つきやすく、乾燥性鼻炎を起こすことがあります。花粉シーズンは、特に太平洋側では乾燥が気になる時期でもあります。鼻粘膜については保湿を心掛けましょう。

【保湿】

 鼻粘膜の保湿には、マスクが効果的です。外出時、雨が降っていなければ乾燥が気になりますので、マスクを着用しましょう。なお、花粉飛散開始前でも微量 の花粉が飛んでいることがありますので、年明け早々、なるべく早い時期からマスク着用を心掛けましょう。なお不織布のマスクと口の間に湿らせたガーゼを一 枚入れて使用すると、保湿効果が高まることが知られています
 室内では加湿器を積極的に利用し、特に暖房器具を使用した場合は、室内の湿度は一気に低くなりますので、加湿器を併用することを心掛けましょう。花粉症 の際に風邪を併発するとさらに花粉症の症状が悪化しますが、保湿に心掛けることは風邪予防にも繋がることが分かっています。体調管理の観点からの保湿には 十分心掛けましょう。

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