複数のデータベースを扱えるレプリケータ Daffodil Replicator v2.0公開

Daffodil Softwareは29日(現地時間)、Daffodil Replicatorの最新版となるDaffodil Replicator v2.0を公開した。Daffodil Replicator v2.0ではFirebirdからFirebirdへデータのリプリケーションを行う機能が追加されてる。以前のバージョンよりもリプリケーションにかか る速度が高速化されているという特徴もある。

Daffodil Replicator v2.0は複数のデータベース間でのレプリケーションを行うためのオープンソースソフトウェア。GPLと商用ライセンスのデュアルライセンスで提供されて いる。Oracle、SQL Server、DB2、Daffodil DB、PostgreSQL、Derbyなど複数のデータソースを扱うことができる。サポートしているOSはWindows、Linux、Unix、 Solarisなど。
    Daffodil Replicator v2.0の新機能は次の通り。
  • Firebirdサポートの追加。このためFirebirdサーバと複数のFirebirdクライアントデータベース間で双方向データシンクロナイゼーションが可能
  • 部分的なテーブルリプリケーションサポートの追加。この機能によって指定したカラムはレプリケーション対象からはずすといった操作が可能
  • 循環しているテーブルのリプリケーションサポートの追加。従来のバージョンでは循環しているテーブルはリプリケーションすることができなかったが、v2.0からはリプリケーションが可能
  • XMLファイル生成処理の最適化による高速化

Daffodil Replicator v2.0では、FirebirdとFirebirdの間のレプリケーションがサポートされ、Firebirdと他のデータベース間の通信はサポートされて いない。Firebirdと他のデータベースの通信は将来のバージョンでサポートされる予定。Sybaseのサポートも将来のバージョンで提供するものと されている。
なお、Daffodil(ダッフォディル)はラッパズイセンの英語名。春に咲く花で、ヨーロッパ北部が原産地。

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